スカイウォークII製作編：フィルム被覆（その１）
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実際にフィルムを使用する前に，アイロンの温度を調節します。画像のように，フィルムの端切れをのりの面を上にしてアイロンの上においたとき，少しずつしわしわになるくらいが最初の作業では適当です。念のため，バルサ材の端切れにアイロンで貼り付けてみて軽く接着されることを確認して下さい。最初の作業では，あまり温度をあげずに仮止め程度にし，最後に少し温度を上げて仕上げの作業を行ないます。（特に尾翼などは接着後に仕上げを行なうと狂いが出にくくなります。）
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試しにまず尾翼から貼ってみましょう。この例ではオラライトと呼ばれるフィルムを用いており，先程設定した温度とこのフィルムの特性では，貼り直しがききますので失敗しても大丈夫です。
画像のように，対象よりも10mm位の余裕をとってフィルムを切ります。接着剤のある面を貼る前に確かめましょう。都合上この画像ではプレイリー号の尾翼で説明しています。
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基本的に，このような飛行機用熱収縮フィルムは，対象物の周辺から貼っていくのが原則です。まず画像のように四隅をスポット状に貼って位置を決めた後に周辺を線状に貼り，最後に全体を軽く収縮させると同時に密着させると言う手順です。
画像ではフィルムにしわが寄っていますが，これは文責者の経済的な事情で端切れを用いているためです。^^; 皆様はしわのない新品を用いて下さいね。
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折り返す余裕分（この場合は3〜5mm位）を残してフィルムをハサミかカッターで切り取ります。翼の端などは，画像のように折り返せるように切れ込みを入れておきます。
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先ほど残しておいたフィルムを端部に巻き付けて貼り付けます。
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動翼（ラダー／エレベータ）も水平／垂直安定板と同様に貼り付けます。反対側の面も同じ手順です。この画像でも都合上プレイリー号のラダーで説明しています。
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胴体の被覆に入ります。下面，側面，上面の順に貼っていくのが通常の方法です。まずは画像のように下面を被覆します。
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次に側面です。画像のように，機首部分の曲率の強い部分は，指でフィルムの端を引っ張りながらアイロンを当てて伸ばして貼るとうまくゆきます。
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最後に上面です。ハッチ部分も忘れずに被覆して下さい。
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この版ではフィルム被覆はここまでです。主翼については，プレイリー号の被覆の手順を参考に為されば間違いないと思います。