モスキートモス号75%縮小パークプレーン仕様機
この機体は，ムサシノ模型飛行機研究所製モスキートモス号をできるだけ忠実に75%縮尺し，全備重量200gを目標に，パークプレーンとして2001年初めに製作した物です。
それでも翼幅は1100mmですから，いかに軽量化を施すかが重要になりますが，軽量な部材を使用すれば，ちゃんとしたDボックス構造でも目標は達成可能と見積もりました。取扱いに注意しなければならないようなヤワな構造では気軽に楽しめませんからね。胴体側版や主翼のプランクは1mmソフトバルサを用い，機首部分以外はオリジナルの構造を踏襲しています。
翼型はムサシノハミングカブの余ったリブを用い，下側を切り取って翼弦長をあわせ，その結果わずかに翼厚比が下がった（約10%）物を使用しています。すこしこのサイズだと厚翼すぎる事が心配でしたが，もしこれでレイノルズ数が許すなら，むしろスローフライトと軽量化には好都合です。
パワーユニットはGWSのSTD-A，バッテリーは，数年前ジャンクで購入した110mAhのニッカドを６セルに組み直した物，パワーコントローラーはmsc-5，サーボは9gx2，受信機は10gのものです。
全備重量は見積もりに近い210g，翼面積が20.5sq.dmなので翼面荷重は大体10g/sq.dmとHLGなみとなりました。
飛行時間は約５分ですが，翼厚を薄くしたとはいえ，この低翼面荷重で（HLGとは違い）終始スローフライトなので，翼弦長の減少とあわせ，やはりレイノルズ数が低すぎるようです。もう少し薄翼にしたほうが良いようですが，あくまでフラットボトム＋ムサシノフラップでどこまで満足の行く飛行ができるか，パワーユニットの交換とあわせて改良する予定です。
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